宮崎県林業研究グループ連絡協議会

宮崎県林業研究グループ連絡協議会

諸塚地区林業研究グループ連絡協議会

諸塚村林業研究グループ会議

所在地

〒883-1301
宮崎県東臼杵郡諸塚村大字家代2683番地
諸塚村役場産業課内
電話 0982-65-1128 FAX 0982-65-0032

代表者

会長  尾方 計行

組織

諸塚村林業研究グループ会議は、村内を1つのグループで構成し、運営をしています。

構成グループ 会員数 活動のテーマ
諸塚村林業研究グループ会議 17 8 25 育林・椎茸・特産品開発
17 8 25

グループの紹介

  1. 活動の概要

    FSC森林認証諸塚村は、面積が187.59平方キロメートルで95%が森林となっており、森林の98%が民有林で、その大部分が村内農林家の所有となっています。
     また、大規模所有者は少なく、1所有者が20〜30ヘクタールを平均的に所有する形態となっています。  この様なことから、古くから「林業立村」を掲げ、林業を中心に椎茸、茶、和牛、木材の4つを産業の柱として、外に高冷地野菜、花き等を手がけ複合的な経営となっています。
     また、平成16年10月には、全国で始めて自治体単位での世界的なFSC森林認証を取得しました。

  2. 活動の状況

    活動としては、村有林の一部を借り受けて試験林を設定しての保育作業や、県外の視察研修、また他のグループや団体との意見交換会などを行っています。特に近年では諸塚に適した造林樹種の選定を研究テーマとして、針広混交林の造成地スギ精英樹の育成林内サカキ栽培などに取り組んでいます。
     また、女性メンバーは、個々の特産品開発グループを組織し、安全性や健康面に視点をおいて、地域の特産品を活用した加工品の開発に取り組んでいます。椎茸を使ったドレッシングや椎茸寿司、味噌や地コンニャクなどを販売しており、高い評価を得ています。
      現在、木材や椎茸価格の長期にわたる低迷により、林業離れや過疎化・高齢化により、活動メンバーの少数化や固定化といった様々な問題を抱えていますが、平成15年度より単位グループによる連絡協議会を村単位へと再編し、自治公民館産業部長や森林整備推進員等との合同研修や地元小学校の森林・林業の学習に参加をするなど新たな取り組みを行っています。

    【 針広混交林の造成】
    針広混交林造成事業は、平成13年度から林研会員の所有林を有用広葉樹の樹種選定と環境林の造成を行うための研修林として整備しました。
     この林分は戦後、経済的にも厳しい中でスギの植栽が行われたものの除間伐などの施業が行われずに放置され、スギが約15%、天然のシイ、カシ、カエデ類、アカマツなどが約85%と混交林化していました。
     ここを林研グループでスギの間伐や一部の広葉樹の除伐等を行ったところ、スギの不成績林から森林景観を重視した環境林に生まれ変わりました。
    針広混交林の整備状況の写真
    針広混交林の整備状況
    作業を行ったメンバーの写真
    作業を行ったメンバー
    (平成18年12月14日実施)
    【林内サカキ栽培研修】
    昨年度は、林内高度活用の取り組みとして森林組合のスギ林内のサカキ林を活用させていただき、西都市の林内サカキ生産者を講師に招いて林内サカキの剪定、採穂や仕立ての方法の研修を実施しました。
    仕立てたサカキは、宮崎市内のアンテナショップ、ふるさと物産館「海幸山幸」で販売し、好評を得たことにより会員の中でも林内サカキの生産に興味を持つ方もおられ、林内の高度活用の一環として今後も継続して取り組み、地域内の普及につなげられればと考えています。
    林内サカキ栽培研修の写真
    林内サカキ栽培研修
    出荷用サカキの写真
    平成18年12月
    林研メンバーで出荷したサカキ
    諸塚地スギの精英樹林造成】
    平成18年度は、新たな取り組みとして、諸塚村苗木部会と協力し、村内の地スギを調査し「諸塚地スギの精英樹林造成」を目指して取り組みをはじめたところです。
     現在、村内に造林しているスギの品種のほとんどがタノアカであることと、長伐期施業を推進している現状で、間伐による風倒木の被害を受けにくく長伐期に適した樹種はなんだろうかと会員で話し合った結果、村内の地スギから選定してみようということになりました。
    林研グループ役員会の様子の写真
    はじめに、村内のスギの巨樹や古木と地元で地スギであるといわれている造林木を調査し穂木を採取しました。
    その穂木の遺伝子鑑定を宮崎県林業技術センターに依頼し、その結果を基に村内のスギの品種や系統を把握して優良形質を持つ精英樹を選定しました。
    その結果、村内の地スギの穂木で、鑑定することができたものすべてが「メアサ」であることが判明しました。
    また、諸塚村苗木部会にも協力を依頼し、その精英樹の苗木を生産してもらい、実証展示林を村有林内に整備する計画も立てています。
    苗木部会の会員も大変興味のある取り組みということで、共同での事業実施に期待しているようです。
    地スギ巨木の遺伝子調査の写真
    スギ巨木の遺伝子調査
    地スギの遺伝子調査の写真
    造林してある地スギの遺伝子調査
    諸塚村苗木部会会員の苗畑の写真
    諸塚村苗木部会会員の苗畑
    【特産品の開発と地域活性化】
    女性会員の活動は、本村の特産品である椎茸など山の幸を活かした特産品開発に取り組んでおり、村内の特産品販売所「もろっこはうす」や宮崎市にあるアンテナショップふるさと物産館「海幸・山幸」などで開発した商品を販売しています。
    さらに、商品開発だけでなく独自に営業活動を行い販路拡大に成功し、都市部の消費地に商品を販売しているグループもあります。グループごとにそれぞれ課題もありますが、付加価値を付けた特産品の流通と雇用の場の提供、さらには会員の所得向上と地域の活性化にとって無くてはならない存在になっています。
    アンテナショップでの販売の様子の写真
    商品の購入やお問い合わせは
  3. 過去の活動の履歴
    • 森林林業学習
      地元小学校の森林・林業の学習に参加し、森林の機能についての実験をしているところです。
    • 造林研修造林研修
      森林整備推進員、産業部長等が集まり採材の研修をしているところです。
    • 平成16年11月に、東臼杵西部地区林業研究グループ主催の先進地視察に、男性会員6名、女性会員8名、計14名で参加し、熊本県南小国町の河津耕治氏の「鋸谷式間伐」や福岡市の「九州のムラ市場」を視察しました。
       「九州のムラ市場」では、女性会員が製造している「椎茸ハンバーグ」などの商談を進めることができました。
      熊本県南小国町 河津耕治氏「鋸谷式間伐」
      熊本県南小国町 河津耕治氏
      「鋸谷式間伐」
      鋸屋式間伐2
      大径木となった山林を熱心に視察
      九州のムラ市場視察
      グリーンツーリズム(交流)などについて研修
      九州のムラ市場 商談
      サンプル商品を持ち込み商談
宮崎県林業研究グループ連絡協議会
宮崎市橘通東2丁目10番1号 宮崎県環境森林部森林経営課内
TEL:0985-26-7154 FAX:0985-27-0987